少しのコツで読みやすくなる!家庭での学習サポート
今日は、文章を読むのを苦手とするお子さんへのサポートについてまとめました。文章を読めない理由はいくつかあるので、必ずこれが効果的というわけではありません。当てはまる部分があれば、参考にしてください。
問題文の音読が意味理解の鍵
プリント学習の際にやっていることがあります。それは、問題文を音読させることです。最初は、ただ平仮名を棒読みしているだけなので、意味が取れないのですが、何回もやると、意味の塊として理解できるようになってきます。
プリント学習でのテクニック – 文節の区切りや重要ポイントの把握
意味の塊として、問題が読めるようになるまでは、一緒に読んだり、文節の区切りごと〇で囲んで、意味をとらえやすくしてあげたりしていました。平仮名を読み始めて、やっと半年くらいで文章が読めるようになった感じです。濁音や拗音もつまづきながら、読んでいます。
しょ、ちょ、小さい文字に慣れるまでは、〇で囲んであげると、注意して読むようになります。見慣れてくると、自分で囲むようになります。
問題文が長くて、意味が分からなくなるときは、問題文のポイントになるところだけ〇で囲ってあげます。
例えば、問題:ふたつのえがあります。どちらがちいさいですか。□のなかに〇をかきましょう。こんな問題文が出てきたとき。
「ちいさい」という形容詞だけ〇で囲んであげたあとに、どんな問題か聞いてあげます。〇を書く、と答えるので、どれに〇をしたらいいの?と聞くと、〇で囲った「ちいさい」の文字が目に入るので、ちいさいやつ!と答えてくれます。
追加で、問題文の一文を読ませながら、問題文に関する質問を色々としてしまいます。一文の中の修飾語や目的語が分からないと、読解問題で答えを見つけられないからです。来年は、国語の教科書をすらすらと読んで、理解できるようになってもらわなくてはいけません。それにはまず一文の理解からです。絵本をあまり読まないお家にはお勧めの方法です。
絵本の読み聞かせの困難と対処法
文章を読むのが苦手なお子さんについては、そもそも、文章に慣れるために、幼少時から絵本の読み聞かせをやれれば、小学生の授業でも苦労に感じることは少なかったかと思います。ただ、やろうとすると、筆者の子どもは絵本を破る子どもでした。少し大きくなったあとに、読み聞かせをしたけれど、長く人の話を聞いてられないので、ページをめくろうとばかりして、聞いてくれない。そんな状態が続いたので、絵本の読み聞かせは、当時は諦めていました。最近は、やっと短い話なら聞けるようになりましたけど・・・。
そんな状態では、全然文字も読めないし、文章の理解もできない状態です。でも、学研教室のプリントの問題文は短いので、これなら読んでくれます。もちろん、嫌々ですが。
ということで、我が家は少し文章に慣れてきたころに、図書館に連れて行って、文字が少ない本から読み始めていくことになりました。まずは、絵本が苦手なお子さんは、絵本のイラストを楽しん無ことから始めて、親御さんが一緒に読んであげるのが効果的です。
それからもう一つ、絵本の苦手なお子さんは、話をすることも苦手なことも多いです。家庭での会話も増やせるとより効果的です。幼稚園であったこと、学校であったこと、給食で食べたもの、について、家で話せるようになるとよいです。
そのような意味では、情報量の多いテレビもいいのですが、テレビに集中して他のことができなくなる場合は、ラジオを流すのがおすすめです。たくさん言葉のシャワーを浴びてもらうことが言語発達にプラスに働き、音読や文章の理解も進んでくるでしょう。
まとめ:言語学習の課題と有効な対処法
本記事では、子供の言語学習をサポートする上での課題と具体的なテクニックについて解説しました。
- 問題文の音読は、意味の理解につながる重要なステップ
- プリント学習では、文節の区切りや重要ポイントの把握が理解を深める
- 絵本の読み聞かせは子供の集中力の課題があるが、工夫することで対応可能
- 家庭での対話を増やしたり、ラジオなどを利用して、日常生活で言葉のシャワーを増やす
これらの方法を組み合わせて実践することで、子供の言語理解力を着実に高めていくことができます。教育現場や家庭学習の場面でぜひ参考にしてみてください。